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メディア掲載2024.07.10

文系IT社長のDXはじめの一歩

香港現地の日本語新聞「香港ポスト」に弊社の連載コラム記事が掲載されました。(隔月で掲載されます)

シリーズ:第1回無償で始める社内にあふれる経営データの見える化

(以下コラム記事内容)

DX(Digital Transformation)といえば多くの人は漠然としたイメージを抱いてるかもしれない。

俯瞰するとシステム専門雑誌はヒト・モノ・カネが潤沢な大企業向けの事例、動画サイトはDX ツールの操作解説が主流であるなど、中小規模事業者に合ったDX の事例はあまり見当たらない。また実のところDX 成功例は大企業でも多くはないそうだ。

ならば日頃、弊社が経営者の方々のDX お悩み相談の中で多かった事例を紹介出来れば同じ悩みを抱える方々の参考になるのでは?そんな思いから筆を取り、紹介していく。

第1回は、社内にあふれる経営データの見える化について。

市場の変化が激しさを増す昨今、経営データ分析のさらなる迅速化が求められ、もはや人海戦術では限界に。そこで救世主として登場したのがBI(Business Intelligence)ツール、当初は玄人向け高級品だったが、今やMicrosoft の“Power BI”など、Excel のピボットテーブル感覚で扱えるようにまでこなれてきた。しかも安価、スタンドアローン版なら無償。

Power BI のダッシュボード(計器盤)には以下のように多彩な表やグラフがお好みで掲載できる。

画面から「今の売れ筋は何?」「エリアで売れているのはどこ?」「No1 とNo2 の差異は?」「トップとボトム顧客の占有率は?」など、次の一手の立案のための情報が視覚的に把握できる。

図2 は飲食グループの、店舗別・メニュー別・注文数の3情報を立体化した例。「5 号店では唐揚げの注文が多いな。よし、他店舗でも来週から拡販を打とう!」など一目瞭然、複雑な多次元データを駆使しての迅速な経営判断までも助けてくれる機能が無料で使えるのは嬉しい。

設定・操作は弊社では文系の営業メンバー5 人を半日Power BI セミナーに参加させたが、ネット無料情報での自習でも十分習得ができる。更にBI ツール をERP などの基幹データベースに繋げれば、刻一刻と変わる売上の変化に沿って意思決定の判断材料を提供してくれる。ひと昔前と違って他システムとのインターフェイス構築も技術者でなくても出来る。

まずは社内に溢れるExcel データの見える化から無償版でトライしてみてはいかがだろうか?

使える目処が立ってから、手間のかかる基幹システムとの接続は弊社に限らず然るべきIT ベンダーに頼むという選択肢もある。

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