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メディア掲載2025.01.13
香港現地の日本語新聞「香港ポスト」に弊社の連載コラム記事が掲載されました。(隔月で掲載されます)
(以下コラム記事内容)
前回はERPシステムとの連携実例をいくつかご紹介したが、DXを語る上で外せないのがRPA(Robotic Process Automation) である。人の仕事をロボットが代行するのは採用難の処方箋として期待され、特にご本社でSAPなどの大規模システムを使っているお客様から「DXの導入を促されたが…」という相談を受けたりする。
一方、普及状況はというと今ひとつ、「効果が実感しにくい」、「RPAの面倒を見られる人材の育成が追い付かない」などという声も聞かれる。
RPAは基本的に情報の「入力」、「出力」そして「システム間の連携」と一通りできるが、得意なのは大量のルーチンワークの処理。例えば、経理では社員の入力した経費申請をRPAで自動処理し承認フローを経て支払処理。営業では注文・納期回答メールの自動送信。またRPAにアイコンの“画像認識”をさせての各サイトの市場情報の収集・分析などがある。
RPAは手軽にロボットを作れる分IT統括部門との連携がつい疎かになりがちだが、当該作成者の異動などにより主のいない”野良ロボット”化することも。その場合、IT部門がノーマークで基幹システムの改修をしたことにより誤動作を生じ誤ったレポートの出力を続けたといった事例もある。
また、ロボットを作成する際にはハッカーによるデータの社外流出防止などのセキュリティへの配慮も必要となる。
更に、ロボットが病欠(故障)した際、誰がその仕事を代行するか等のルールやIT統括部門への申請ルールなどを予め決め粛々と遂行する必要があるなど運用に関してはそれほど簡単ではない。コストもライセンス+コンサルティングならロボット一体辺り百万円以上が相場、上記のような機能を実現するにはロボットが複数体必要となる。
これでも大規模システムを入れている本社からすれば大きな額ではないかもしれないが、地場システムなら複数買えるような金額になることも。特にシステムを繋ぐような話の場合、RPA一択ではなく出入りのシステム開発業者に改修等の提案をしてもらうのが一番である。
なお、Microsoft社が提供するPower Automateのデスクトップ版なら無料でノンコードなので、とにかく導入検討をしたいとお考えなら無償版でRPAの得意そうな業務から試すのもいいかもしれません。
弊社でもRPAを含む“DXよろずお悩み相談”を承っていますので、お気軽にお声がけください!!
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